テーマ:別世界 カテゴリー:平面 モク・ヨク 久場愛美 モク・ヨク 20歳になった最初の夏休みに入ったプールは実に久しぶりで、身体が溶けて広がってゆく感覚、お日様へ上ってゆく感覚、さも生まれて初めてプールに入るような感覚がした。ピアノに触れた時や、一人で遠出した時、親戚の赤ちゃんを抱っこした時など、記憶の中にある初めての事を息を止めて思い出していた感触を、久しぶりに使うアクリル絵の具に乗せ、重ねたものだ。